2014年 01月 26日
【鉄道】北海道新幹線、「4時間の壁」やきもき 減速走行区間に関係者ら 18分の差「客足に影響」 [14/01/20]
(引用ここまで) なんとも突っ込みどころが多いニュースですが、やっぱりなにか変だろうという感じがします。 まず北海道の関係者が4時間を切りたいという気持は良く分かります。ただそれで飛行機に対する競争力は持てるんでしょうか。 ここで広島空港や福岡空港が問題になってますがこの辺りの話も少し変です。 広島空港は広島に出るにしろ福山に出るにしろアクセスが非常に悪いのは有名です。東京広島間が1:25ですがバスで広島まで40分かかる。福岡空港は飛行機で1:35ですがアクセスは地下鉄で5分。つまり東京からは福岡のほうが近いということなんです。おそらく乗り換え所要時間20分とすれば広島は2:30と3:50の戦い、福岡は2:00対4:50の戦いです。こう考えなければ間尺にはいません。おそらく1.5倍位のところに均衡点があるのでしょう。 それでは函館はどうか、仮に新幹線が4:00だとして東京函館空港間が1:35のりかえ所要時間が20分、函館までのアクセスは約20分だそうですから2:15くらいです。 これで先ほどの1.5倍を当てはめるとどうなるか、3:20くらいでしょう。この勝負飛行機の勝ちです。福岡ほどではないにしろ劣勢は明らかです。 さて新幹線は札幌延長が既定路線です。当初予定では東京札幌間が5:01、新幹線の高速化で3:57なんて数字が出てます。東京千歳間が1:40乗り換え所要時間20分アクセスバス70分ということですから3:10で新幹線の勝ちということなのでしょうか、まあ5:01ならば広島位の数字でしょう。まあ千歳空港へのアクセスはJRが一番早いということですが、それだと2:50、高速化してもかなわないということでしょうかね。 この辺りの数値をどう見るかが勝負なんでしょう。 あとこの件に関しては運賃の問題は一切入れてません。将来LCCがどうなるか分からないということだからです。 ここをクリアして初めて次の貨物列車とのすれ違い問題となるわけです。 ここでも結構技術的なことばかりに走ってるから要注意ですが1日に50本の貨物列車が走ってるということですが、確か函館本線て単線区間があったはずです。線路容量はおそらく一杯のはずです。当たり前のことですがこの編成を減らすことを考えないのでしょうか。函館本線の複線化や待避線の延伸などなどやれることは多いはずです。30分に1本というようなスジが必要なんでしょうか。これを20本程度に減らすというような発想がない事が不思議でなりません。 貨物列車の長大化を行う、DF500の重連くらいで走らすことを考えればいいのですよ。 そうすれば行き違い自体を減らせるでしょう。 個々が儲かるとなればもっと別な発想があっていい。貨車を新型化し貨車自体を強固なものにして安全を図るというようなことは考えないんでしょうか。 JR北海道もJR貨物も少しも積極性がないような気がしてなりません。 新幹線以外にの投資は極力しないというような退嬰的な発想です。 あと新幹線の側ももっと別な発想があってもいいでしょう。よく言うのですが飛行機にできないことをやる、それを考えればいいのです。夜間に飛べない飛行機でも列車は夜間に走らすことはできます。東京23;30。所要時間8時間で朝函館に着く、こんなスジを考えないでしょうか。もちろん運賃次第でしょうがこれならスピード自体を出す必要がありません。4人部屋一部屋で売るくらいのことして、会議やビジネスやりながら行くか、友人同士宴会やりながら行くか考え方は様々でしょう。 もっと真面目にやれと思ってるのは小生だけでしょうか。
by kazkpowerfull
| 2014-01-26 20:13
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